小規模共済の活用方法
小規模共済というのをご存知でしょうか?
わたしの会社では、設立とほぼ同時に加入しています。
厳密には会社ではなく、わたし自身が加入しているということが正解ですね。
今回は小規模共済について、実体験をもとに、
加入資格、加入方法、加入メリットをご説明いたします。
誰がいったい小規模共済に加入できるのか
小規模の会社役員または個人事業主が加入できます。
わたしの会社はとても小さな会社なので、加入資格がありました。
加入方法
加入窓口は金融機関の窓口となります。わたしの会社は目黒信用金庫をメインとしていましたので
加入窓口に該当していました。加入を検討しているかたは、取引している金融機関に
聞いてみると、教えてくれます。
注意したいのは、ゆうちょ銀行や新生銀行、インターネット専業銀行等窓口にならない金融機関
がありますが、だいたいの都市銀、地銀は窓口になると思います。
加入メリット
わたしが感じている大きなメリットは2つあります。
1つめは、全額が所得控除になり、しかも掛け金の増減が可能なところです。
所得控除とは、厚生年金や健康保険といった社会保険料と同じ段階で
給与や役員報酬から控除ができるものです。
所得税を計算するまでに登場する所得控除が多ければ多いほど、所得税は少なくなる
、節税になるということです。
2つめは、退職金をつくることができることです。
毎月5万円x12か月x20年=12,000,000円
所得控除を毎月獲得しながら、退職金を蓄えることができるのです。
先述した通り、毎月の掛け金は増減できます。退職金をライフプランに応じて
積み増すことも可能です。
そして、なんとなんと、受け取り時に退職所得控除というとても有利な所得控除を
受けることができます。
美味しいとこどりと思われる小規模共済制度ですが、もちろんデメリットもあります。
それは、加入月数が一定以上いかないと元本割れをおこすということです。
元本割れのラインは加入20年間です。20年未満で任意解約した場合です。
会社設立から様々な手続きがあると思いますが、売り上げや役員報酬の方向性が
みえてきたら、小規模共済加入の一考もありではないでしょうか。